基盤にあるもの
小売の現場は、毎日変化しています。同じ商品を置いていても、曜日や時間帯によって客足は変わり、スタッフの動きも変わります。その変化を見ずに、過去のデータだけで判断することには限界があります。
Misekadoは、現場の観察を起点にすることをすべての仕事の基盤としています。見て、数えて、記録する。それが最初の一歩です。
目指していること
店舗運営を複雑にしたいわけではありません。むしろ、よく見ることで余計な複雑さを減らせると考えています。本当に必要な変化は、たいてい地味で、説明に時間のかからないものです。
外部のサポートを必要とし続けるより、自分たちで状態を把握し、判断できるようになることを、このサービスの目的のひとつとしています。
考え方の核にあるもの
現場の事実を最優先にする
担当者の印象や過去の慣習よりも、実際に売場で起きていることを優先します。観察は主観を減らす最も確実な方法です。
数字と現場のずれに注目する
販売データと実際の売場の状態が一致していないとき、そのずれの中に課題の本質が潜んでいます。どちらか一方だけを見ても、真の原因には辿り着けません。
提案は実行できる形にする
抽象的な提言は、現場には届きにくいものです。誰が、何を、どのように変えるかを具体的に示すことが、提案の責任だと思っています。
対象を絞ることで深く見る
3つの領域に限定しているのは、すべてを少しずつ触るより、一つの領域を丁寧に見るほうが、実際の変化につながると考えているからです。
考え方が実際の仕事に表れる場所
調査の期間設定
3週間という期間は、単に長くするためではありません。平日と週末、繁忙時間と閑散時間の両方を観察しないと、定常的なパターンが見えないからです。
成果物の構成
図と表を中心にして、文章を補助に使います。現場のスタッフが読んでも理解できる内容にすることが、引き渡しの基準です。
料金の固定化
費用が読めないと、依頼の判断がしにくくなります。追加費用が発生しない固定料金は、透明性への姿勢の表れです。
店舗とそこで働く人への敬意
どの店舗にも、その店舗なりの歴史と事情があります。外部からのサポートは、その積み重ねを否定するためではなく、見えにくくなっていることを明らかにするためにあると思っています。
調査の過程でスタッフに話を聞く機会があるときも、批評ではなく理解を目的にしています。現場の判断には、多くの場合それなりの理由があります。
変えることと、変えないこと
変えたいこと
- •根拠のない慣習が続いている状態
- •在庫記録と実数のずれが放置されている状態
- •スタッフ配置が測定ではなく習慣で決まっている状態
変えないこと
- •その店舗の個性や運営の流儀
- •スタッフが積み上げてきた現場感覚
- •経営者が長年かけて作ったお客様との関係
正直であることについて
調査の結果、「特に大きな問題は見当たらない」という結論になることもあります。その場合でも、そのまま報告します。問題を見つけることがサービスの目的ではなく、現状を正確に把握することが目的だからです。
また、Misekadoの専門領域外の課題が見つかった場合は、その旨をお伝えします。できないことを「できる」とは言いません。
一緒に確認するという姿勢
Misekadoは、答えを持ち込む立場ではなく、一緒に現場を見て、整理する立場です。最終的に何を変えるかを決めるのは、店舗の運営者と現場のチームです。
そのため、成果物を渡して終わりではなく、内容について質問があれば対応し、チームへの説明が必要であれば同席することもあります。
一度きりの関与でも意味のある結果を
継続的な契約を前提にしていないため、一度の調査で完結するよう設計しています。報告書は、その後も参照できる形にまとめています。
店舗の状況は変わります。半年後、1年後に別の課題が生じれば、改めてご相談いただくことは歓迎します。ただ、それを前提に依頼をつなぎ続ける構造にはしていません。
この考え方が、依頼者にとって意味すること
調査の根拠が明確
観察した日時、確認した内容、照合したデータを記録するため、報告書の根拠を後から確認できます。
驚きのない費用
固定料金で追加費用がないため、開始前に総額を把握できます。
チームに共有できる成果物
報告書はスタッフが読んで理解できる構成にしているため、内部での共有や説明に使えます。